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  1163年に礎石の置かれたノートルダム大聖堂。16世紀にルネッサンスの衣を装うルーブル宮殿。 そして、114年前の万博記念に建てられたエッフェル塔。
  フランスの中心都市パリは中世、近世、現代のそれぞれの時代に時代を象徴する歴史的モニュメントを造ってきました。
  見方を変えれば、パリはツーリスムと言う言葉がまだ存在しなかった時代に、未来の産業を準備していたと言っていいでしょうか。そのパリの文化歴史的魅力に惹かれて日本人ツーリストがグループとして大量に訪れるようになったころ、ガイド協会は誕生したのでした。そして2003年はフランス国公認パリガイド協会が創立されて30年と言う記念すべき年です。
  その記念すべき年を祝い、ツーリスムの将来の発展を願って、ガイド協会はパリから日本へ、そして世界へと発信するホームページを開くことになりました。
  想えば30年前、まだ若かった協会会員は、パリ1日観光、ベルサイユ宮殿訪問、ロワール河のお城めぐりの三本立てで大波の如くに押し寄せる日本人グループを連日はつらつとガイドしておりました。フランスに来て数年にしかならない私たちにもパリやフランスは珍しく、毎日じかに接する西洋の文化と歴史に興奮しておりました。ノートルダムに輝くバラ窓、ルーブルで微笑むモナリザ、青空にそびえるエッフェル塔。ベルサイユではマリーアントワネットの話に夢中になり、ロワールでは河沿いに走るバスの中でジャンヌダルクを語ってきました。それぞれの時代の大物の歴史と取っ組みながら、学びガイドできたことは年月を忘れるほどの喜びでした。
  そして30年を経た今、ツーリスムの様相は随分変わりました。海外旅行にすっかり慣れた日本人のニーズが大きく変わってきたのです。インターネットの出現も手伝って、団体から個人の旅へ、伝統的観光スポットからガイドブックにない観光スポットへ、大ホテルからプチホテルへ、ブランドものから個性的買い物へといったような傾向です。グループ旅行それ自体も、また工夫を凝らして新しいツーリスムを探しています。
  こうした個人やグループの新しいニーズに応えるべく、30年の経験を持つガイド協会はついにホームページを開き、新しいパリとフランスを紹介いたします。ますます個性的になっていく日本人ツーリストの期待に応えてより内容深くバラエテーに富んだ情報を提供いたします。90人余の会員の現場経験と知識を網羅総集約してホームページに展開し、皆様のニーズに応えます。どうぞよろしくお願い申し上げます。


【協会名】
A.G..I.J.(フランス政府公認日本語通訳・ガイド協会)








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